Taniguchi Staff Interview 『お弁当を食べながら』Vol.13

株式会社谷口で働くスタッフのホンネを探るインタビューシリーズ。第13回は、営業部門で活躍するHさん（入社5年）にお話を聞きました。

■今日のお弁当は何ですか？谷口給食で好きなメニューは？

今日は鯖の味噌煮。実はこれ、私のイチオシメニューです！谷口オリジナルのレシピで作っており、「他社の味噌煮とは全然違う」「とても美味しい」と社内外にたくさんファンがいます。

■谷口で働き始めたきっかけは？

前職は調理師です。ホテルやレストランの厨房で10年ほど働きましたが、飲食の仕事には将来的な不安を感じていました。結婚したこともあり、会社勤めで安定したキャリアを築きたいと思っていた時、谷口の求人を見つけたのです。お弁当の会社なら“食”に携わってきた経験が生かせると思い応募しました。

30代半ばにして未経験の仕事を始めるには勇気がいりましたね。でも、営業部長の「今から始めても全然遅くない。今、うちは40代、50代が中心だから30代は若手。やる気があるならぜひ来て欲しい」という言葉に背中を押され、入社を決めました。

■実際に仕事をしてみていかがでしたか？

入社して1週間は、部長に同行して業務の流れや営業の基本を学ぶＯＪＴ。その後はひとりでお客さまを回りながら、だんだん自分らしいやり方を見つけていきました。

谷口は、“自由さ”と“集中できる環境”が魅力です。個人の裁量が大きく、スケジュールや提案手法などもすべて自分で決めて動けます。例えば、私は独自に「お客さまアンケート」を作り、その結果を分析して会社に提案をしたり、営業資料に活用したりしています。いろいろ工夫して試すのは楽しいし、結果につながった時の喜びも大きい。現状に満足せず、もっと成長したいとモチベーションも上がります。自分で考えて動くのが好きなので、とにかくのびのびとやれるのが快適ですね。

■営業として大切にしていることは何ですか？

お客さまそれぞれの“空気感”を捉え、柔軟に対応すること。ファーストコンタクトでも、その後の商談でも、先方の業種や職場の雰囲気などによって営業スタイルを変えています。例えば、大手企業なら事前にアポを取り、カッチリとした感じで提案していく。作業現場なら、笑顔でざっくばらんに話をしながらまずはサンプルを勧めてみる。相手に合わせたアプローチができれば懐に入りやすくなり、商談の可能性も広がります。

また、調理師の経験から、食材や調理法、衛生管理などの知識も営業に活かしています。コロナにより食の安全に対する意識が高まり、社員の健康を守りたいという企業が増えた今、衛生管理に詳しいことは強みです。

■印象に残っているエピソードはありますか？

忘れられない経験があります。あるお客さまの事務所に伺った時、「土足厳禁」に気づかず、ズカズカと事務所に入ってしまったんです。まだ新人で無我夢中、周りがよく見えていない時期でした。会社の方に激怒され、1時間ぐらいお説教されました。でも、最後には「君には人の話を素直に聞く謙虚さがある。今日、嫌な思いをしたからって営業を辞めたらあかん。営業は続けるんやで！」と。以来、お客さまのルールや大切なものを尊重しつつ、信頼される営業マンを目指してきました。

入社から5年、営業を辞めたいと思ったことはありません。料理の世界で厳しい修業やハードな働き方を経験してきたせいか、仕事が大変なのは当たり前だと思っているので（笑)。でも何より、この営業が自分に合っているからでしょうね。

■転職して何が変わりましたか？

まず、ライフスタイルです。前職では長時間労働でしたが、谷口では残業はほとんどありません。お客さまのご迷惑にならないよう、訪問は夕方早めに切り上げて帰社。デスクワークと部内のミーティングを終え、１８時頃には会社を出ます。夕飯は家で食べられるし、4歳と6歳の娘たちとの時間も持てます。土日祝はきっちり休めるので、休日は私が料理当番なんですよ。

また、収入が安定しただけでなく、“歩合”というやりがいも手に入れました。がんばっただけ給料が増えるのは、純粋に嬉しいです。何より、嫁が喜んでくれますし（笑)。

■営業職に興味がある方にメッセージを！

この仕事で大切なのは、「明るさ」「前向きさ」「気配り」「忍耐力」だと思います。それさえあれば、自分次第でいくらでもやれる。たとえ営業経験がなくても、前職や人生経験、得意分野を強みにして活躍できますよ。

私の目標は、やるからには成績でトップを取り、会社に貢献すること。そして、谷口を“産業給食”で売上日本一にしたい。それだけの可能性がある会社だと思っています。作る人、売る人、配送する人、みんなの思いが詰まった谷口のお弁当は本当に美味しいですから。これからも自信を持って売っていきます。